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ドルコスト平均法 vs バリュー投資

ドルコスト平均法 vs バリュー投資 rogo


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

本日は、初心者でもできるとてもシンプルな投資法として有名なドルコスト平均法と、
バフェットなどが提唱するバリュー(割安価格)投資で、
実際にはどちらに軍配が上がるかを過去のデータを使って検証してみました。

目次
1. ドルコスト平均法・バリュー投資とは
2. ドルコスト平均法 vs バリュー投資の評価方法
3. まとめ
4. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. ドルコスト平均法・バリュー投資とは


ドルコスト平均法とは

これは、同じ銘柄や株式指数に、一定の価格を一定の間隔で投資し続ける方法です。
具体例としては、毎月15日に100ドルをS&P500に投資し続ける、などといった投資方法となります。
ドルコスト平均法には以下の特徴があります。
① 常に一定金額を投資することで、割安価格の時には大目に、割高の時は少なめに株式を購入することができる!
② 常に一定間隔で投資することで、購入時期の分散が可能!
③ とてもシンプルな投資方法で初心者でも簡単に行うことができる!


バリュー投資とは

これは、バフェットやグレアムなどが提唱する投資方法で、本質的な企業価値よりも株価が割安になった時に株を購入する手法。
株価は長期的にみると本質的な企業価値に基づいた株価に収束するとの考えのもと、
パニック相場の時など市場が適正な株価の判断を間違えている時に投資するものです。

バフェットは2016年の株主宛の手紙の中で、「市場の暴落は長期投資家の強い味方だ!」と表現しております。
バフェットからの手紙和訳~米国経済は奇跡だ~ご参照)

また、バフェットは過去の手紙の中で、「企業価値は、将来のキャッシュフローを適当な利率で割り引くことで決定される」
と説いてある通り、Discount Cash Flow法によって理論株価を計算しているものと思われます。

Discount Cash Flow法の説明はこちら!

バリュー投資の特徴は以下の通りです。
① 適正な価格よりも割安に購入することで、将来のキャピタルゲインを享受できる。
② 一方で、DCF法による理論株価計算は前提条件の設定方法などが非常に難しく、初心者向きではない。



2. ドルコスト平均法 vs バリュー投資の評価結果


早速、ドルコスト平均法 vs バリュー投資でどちらに軍配が上がるか評価していきましょう!

評価方法

1. 共通の前提条件
投資先:S&P500
投資期間:1990年1月~2017年8月

2. ドルコスト平均法前提
毎年1月に100ドルずつ投資

3. バリュー投資前提
株価暴落時に投資することを目標として、
恐怖指数(VIX指数)が35以上になった時に投資。(VIX指数については市場は今の株価を楽観視? 恐怖指数にみる投資家心理をご参照)
ドルコスト平均法と同じく、毎月1月に100ドルを準備し、
VIX指数が35以上であれば投資、35未満であれば投資はせず繰越し、
その後毎月VIX指数をチェックし、35以上になった時点で繰り越し分を全額投資。

以上の前提に基づいて投資をおこなった結果、
実際の投資タイミング及び投資金額は以下の通りとなりました。

ドルコスト平均法 vs バリュー投資

緑の線がバリュー投資ですが、ITバブル崩壊やリーマンショック直後の株価大暴落時に
しっかりと暴落価格で投資できていることが確認できます。
VIX指数は相場がパニックになっている時ほど極端に上昇するので、
暴落のタイミングを的確にとらえますね!

このような投資を行って、実際に2017年8月末時点の資産総額を比較してみたいと思います。
但しバリュー投資の資産総額には2017年8月末時点で繰越中の現金はそのまま上乗せすることとします。

結果

2017年8月末時点の資産総額
ドルコスト平均法:8205ドル
バリュー投資:5940ドル


結果としては、ドルコスト平均法の総資産がバリュー投資を
38%も上回りました。

ドルコスト平均法の圧勝という結果です!!

このような結果となった理由について以下の通り考察してみました。

① 米国株のような右肩上がりに上昇していく株式市場では、
ほとんどの場合において「今の株価」が「将来の株価」よりも安いということになるので、
バリュー投資のように暴落のタイミングを待って「今の株価」で投資しないことがリターンを下げている。

② 例えば、ITバブル崩壊後、リーマンショック後にはS&P500は50%程下落してそれぞれ800ドル台、700ドル台となっておりますが、
1990年~1995年の間には、通常状態で500ドル以下で推移しているので、バリュー投資戦略ではこの期間が大暴落後でないことを理由に投資できていなかったことがリターンを下げている。

③ ITバブル崩壊直前とリーマンショック直前には共に1500ドル台に達しており、当時はとんでもない高値といわれておりましたが、現在の株価は2500ドル台。現在割高と思われるような価格でも、将来の株価がこれを上回る可能性が高いので、割高投資も長期でみればそこまでリターンを損なわない。


3. まとめ


上述の通り、ドルコスト平均法とバリュー投資では、ドルコスト平均が圧勝!

米国株式市場のような常に右肩上がりの相場では、
ほとんどの場合において「今の株価」が「将来の株価」よりも安いということになるので、バリュー投資のように暴落のタイミングを待って「今の株価」で投資しないことはリターンを損なうことになる為と考えられます。

但し、バフェットの投資法は上記のようなVIX指数を使った単純な投資戦略ではなく、
大暴落期以外でも割安株を見つけて継続的に投資を行っているので、
バリュー投資を極めれば、バフェットのように市場平均を圧倒することも可能となるでしょう!


4. NYダウ銘柄理論株価一覧

(一覧表は随時アップデート中!最新版はこちら!
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NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
※カッコ内はS&P格付
※企業名クリックで
財務分析が見れます
理論株価
(ドル)
現在株価
(ドル)
(2017/10/8)
割安度
割高度
連続増配
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/10/8)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 155.30 13%  高 5年 802,160 45,687 17.56
Microsoft (AAA) 36 76.00 111%  高 15年 585,371 21,204 27.61
Johnson & Johnson (AAA) 104 133.22 28%  高 54年 357,562 16,540 21.62
Exxon Mobil (AA+) 36 81.71 127%  高 34年 346,214 7,840 44.16
JP Morgan Chase (-) 79 96.92 23%  高 6年 341,058 24,733 13.79
Visa (A+) 33 106.73 223%  高 9年 244,066 5,991 40.74
Walmart (AA) 122 79.00 -35%  安 44年 235,989 13,643 17.30
P&G (AA-) 77 92.33 20%  高 61年 235,443 15,326 15.36
Chevron (AA-) (※1) 117.03
29年 221,772 -497 NA
Pfizer (AA) 36 36.05 0%  高 7年 214,402 7,215 29.72
GE (AA-) 16 24.39 52%  高 211,167 8,831 23.91
Verizon (BBB+) 56 48.81 -13%  安 12年 199,116 13,608 14.63
Home Depot (A) 68 165.85 144%  高 7年 195,507 7,957 24.57
Coca Cola (AA-) 33 45.49 38%  高 54年 194,029 6,527 29.73
United Health (A+) 136 198.06 46%  高 7年 191,496 7,017 27.29
Intel (A+) 35 39.63 13%  高 186,221 10,316 18.05
Merk (AA) 55 64.55 17%  高 6年 176,051 3,920 44.91
Cisco Systems (AA-) 42 33.75 -20%  安 6年 167,129 9,609 17.39
DowDuPont (-) (※2) 71.22 - - 166,368


Walt Disney (A) 51 100.07 96%  高 154,456 9,391 16.45
Boeing (A) 155 258.58 67%  高 6年 152,842 4,895 31.22
IBM (AA-) 213 146.48 -31%  安 21年 136,511 11,872 11.50
McDonald (BBB+) 74 159.60 116%  高 41年 129,275 4,687 27.58
3M (AA-) 107 216.52 102%  高 58年 129,212 5,050 25.59
Goldman Sachs (A+) 241 246.02 2%  高 6年 95,180 7,398 12.87
United Technologies (A-) 55 118.23 115%  高 23年 94,413 5,055 18.68
Nike (AA-) 34 52.42 54%  高 15年 86,042 4,240 20.29
American Express (BBB+) 73 91.55 25%  高 5年 80,928 5,408 14.96
Caterpillar (A) 49 126.93 159%  高 23年 75,012 -67 NA
Travelers (-) 192 125.07 -35%  安 12年 34,513 3,014 11.45
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,201.56 22,773.67 32%  高 - 6,439,505 286,410 22.48
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2017/10/09 12:47 ] 11.投資の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:総合商社(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:1億円を貯めて配当生活
【投資方針】:米国連続増配銘柄への長期投資
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

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