バフェット部-東大卒商社マンが理論株価を全力分析!

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【IBM】 IT業界の巨人の理論株価は?

ろご

こんにちは!りろんかぶおです!

このブログではあらゆる企業の理論株価を広く共有し、
皆様の投資の判断材料の一つとしていただくことを目的としております!

今回の銘柄は、IT界の巨人

IBM

です!

IBMはかつてバフェットのポートフォリオの中でもビッグ4と呼ばれる銘柄の一つでしたが、その後バフェットは明確にIBMへの投資は失敗だったと明かし、今では完全に売却しております。

ハードウェア中心のビジネスからAIやクラウドの分野へビジネスモデル転換中で、この分野で成功できるかどうかがIT界の巨人の地位を守れるかどうかの分かれ目になりそうです。

IBMの株価推移は以下の通り(Yahooファイナンス抜粋)。
kabuka-IBM-2017.png

今回も以下の順でIBM株を分析していきます。

目次
1. 財務分析
2. 配当及び自社株買い
3. 理論株価
4. 結論






1.財務分析

uriage-IBM-2017.png
IBMは2017年第3 四半期迄で22四半期連続で売上が減少し続けるという不名誉な記録を続けておりましたが、2017年第4四半期でようやく売上減少記録を止めました。

ここまで売上減少が続いた原因は、
大規模なビジネスモデル転換によるものです。

IBMは現在、ハードウェア中心のビジネスから、
ワトソン等の人口知能、クラウド等といった
より付加価値の高い分野に軸足を移しております。

また純利益が前年対比6,119百万ドル減少しておりますが、その内5,475百万ドルは米国税制改革による一時的なものです。

次に、売上高の構成比率を見ていきましょう。
uriagekousei-IBM-2017.png
Cognitive Solutionsがワトソンで有名なAI関連が所属するセグメントで、
Technology Services & Cloud Platformsがこちらも力を入れているクラウド部門ですね。

上記の二つの部門は、IBMの戦略的注力分野で、減り続けるIBMの売上高の中、この二部門だけは増収しております。

この二つを合わせると売上比率67%を締め、
かつワトソンとIBM Cloudだけ切り取ると41%に達し、
IBMのビジネスモデル転換は順調に進んでいるとみることもできるのかもしれません。
uriage area-IBM-2017
次に地域別の売上高を見ると、やはりアメリカが強いようですが、海外でまんべんなく稼いでおりグローバルでも確固とした地位を確立していることがうかがえます。


2.配当及び自社株買い

haito-IBM-2017.png
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配当利回りは、2018年5月19日現在で

4.16%!(高い!)

配当利回りはかなり魅力的ですね!

そして、IBMはなんと22年連続増配銘柄であり、かつ、大量の自社株買いを継続して行っており、
安定した株主還元をする企業であることがわかります。


3.理論株価


それでは、お待ちかねの理論株価です!

理論株価の計算には、
M&Aのファイナンシャルアドバイザーなどがメインで使用するDiscounted Cash Flow(DCF法)を使います。

IBMの過去3年のフリーキャッシュフローの平均が、
今後も永久に続くと仮定した場合、
DCF法による理論株価は、










なんと

185ドルとなります!!
(2018年5月19日現在144.08ドル)

※DCF法の概要説明はこちら!

これが適正株価だとすると、現在の株価は22%割安ということになります!!


4. 結論


・より付加価値の高い分野(AI、クラウド等)へビジネスモデル転換中であり、注力分野では順調に業績を伸ばしている。

・22年連続増配銘柄であり、配当利回りも4.16%(2018年5月19日現在)と高い。

・理論株価は185ドルで現在株価(2018年5月19日現在144.08ドル)よりも22%割安。

バフェットがIBMを完全売却したというのは少し気になりますが、
それを除けばやはりとても魅力的な企業に思えます。

IBMは100年以上存続する会社であり、今回のようなビジネスモデルの転換も、
今まで多く経験してきた会社です。

またこのように、時代に合わせて大胆にビジネスモデルを修正できる会社だからこそ、
100年以上たった今でも、NYダウ銘柄に採用され、世界を代表する企業で居続けることができるのだと思いますし、購入を検討する価値はあると思います。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。


[ 2018/05/20 23:06 ] 5.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:総合商社(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:1億円を貯めて配当生活
【投資方針】:米国連続増配銘柄への長期投資
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

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