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【ジョンソンエンドジョンソン】 世界でたった2社にしか与えられないS&P最高格付AAA企業の理論株価は?(2017年)

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こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

このサイトではあらゆる企業の財務分析及び理論株価を広く共有し、
「どの銘柄を、いつ買えばいいのか?」の判断材料の一つとしていただくことを目的としております!

今回の銘柄は、バンドエイドやワンデーアキュビューなどで有名で、もはや世界中で知らない人はいないであろう

ジョンソンエンドジョンソン

です!

S&P格付けでは最高格付であるAAAは、全世界の企業の中でたった2社にしか与えられておりませんが、そのうちの一社がまさにジョンソンエンドジョンソンです(もう一社はマイクロソフト)。これを聞くと改めてすごい会社なんだなと感じます。

ジョンソンエンドジョンソンの直近10年間の株価推移は以下の通り(Yahooファイナンス抜粋)。

株価-JNJ-2017

今回も以下の順でジョンソンエンドジョンソン株を分析していきます。

目次
1. 財務分析
2. 配当及び自社株買い
3. 理論株価
4. 結論






1.財務分析

uriagedaka-JNJ-2017.png

2017年は売上76,450百万ドルで前年対比増加しておりますが、
純利益は1,300百万ドルと前年対比92%減と大幅に減少しております。

これは、米国税制改革による影響です。

2017年にジョンソンエンドジョンソンは16,373百万ドルの法人税を計上しておりますが、このうち73%は米国税制改革により一時的に税負担が増加しているものです。よって、税制改革の一時的影響がなければ純利益14,300百万ドルくらいが実力といえるでしょう。

今回の税制改革では米国の連邦税が35%から21%に減税されたのと同時に、米国外で稼いだ利益を米国内へ資金還流する際に課税される税制(レパトリ税)も改訂されております。

もともとレパトリ税は法人税と同じく35%の税金がとられることとなっており、米企業は海外で利益を得ると、まずは現地で法人税を取られ、その税引後利益を米国に戻すと更に35%の税金を取られるというかなり重い二重課税状態でした。

米国企業はレパトリ税を払いたくないので海外で稼いだお金は現地にそのまま残していたのですが、今回の税制改革でレパトリ税の税率を減税(現金については15.5%、その他資産については8%)する代わりに、米国外で稼いだ利益に対して米国本土内への資金還流せずとも強制的に課税する方法が導入されました。

よってジョンソンエンドジョンソンでも、今まで米国外で稼いで米国に還流していなかった利益にいきなり税金が課された為、2017年は巨額の税金を計上する羽目になったのです。

次に売上高構成比率を見ていきましょう。
売上構成-JNJ-2017

ジョンソンエンドジョンソンといえば、冒頭でも申し上げた通り、バンドエイドやワンデーアキュビューが思い浮かぶと思いますが、売上の大半は医薬品や医療機器なのですね。

確かに消費者向けの商品は単価が安いので、それが主力では毎年7兆円以上も稼げないですよね。。
ジョンソンエンドジョンソンは医薬品分野で非常に多くの特許を持っており、それが安定した収益、高い収益力の源泉となっております。

次に地域別売上高を見ていきましょう。
売上地域-JNJ-2017

やはりアメリカが強いようですが、世界でまんべんなく売り上げております。ジョンソンエンドジョンソンのように医薬品や医療関連機器・商品を売るような企業は、不況にも強いですし、今後も半永久的に必要とされる企業となるでしょう。


2.配当及び自社株買い

配当-JNJ-2017
配当性向-JNJ-2017

配当利回りは、2018年5月11日現在で

2.65%!(普通。。)

ジョンソンエンドジョンソンのように、企業として魅力的すぎるとやはり買う人が多くて株価が上がる為、どうしても配当利回りが低くなってしまいますね。。
ただし、ジョンソンエンドジョンソンは現在2017年までで55年連続増配中で安定的な配当を得られるという意味ではとても魅力的です!!

さらにジョンソンエンドジョンソンは自社株買いをたくさん行っている企業で、配当と自社株買いを合わせた株主還元総額の利回りは 4.54%となります!

恐るべし。ジョンソンエンドジョンソンのような株主還元のしっかりしている会社は、不況時にも大きな値崩れをしませんし、長期投資をする上ではとても魅力的な銘柄となります。


3.理論株価


それでは、お待ちかねの理論株価です!

理論株価の計算には、
M&Aのファイナンシャルアドバイザーなどがメインで使用するDiscounted Cash Flow(DCF法)を使います。

ジョンソンエンドジョンソンの過去3年のフリーキャッシュフローの平均が、
今後も永久に続くと仮定した場合、
DCF法による理論株価は、










なんと
118ドルとなります!!(2018年5月11日現在125.35ドル)

※ DCF法の概要説明はこちら!

現在の株価は 6.2%割高ということになります。


4. 結論


・ジョンソンエンドジョンソンは消費財(バンドエイド等)、医薬品、医療機器でバランスよく稼ぐビジネスモデル。

・2017年は売上76,450百万ドル、純利益1,300百万ドル。

・配当利回りは2.65%なるも、配当と自社株買いを合わせた株主還元総額の利回りは4.54%(共に2018年5月11日現在)。

・理論株価は118ドル(2018年5月11日現在125.35ドル)で6.2%割高。

素晴らしい企業でかつ、株価も理論株価に近い状況なので、もう少し下がった時に是非購入したい銘柄ですね♪

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

[ 2018/05/11 11:40 ] 5.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:総合商社(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:1億円を貯めて配当生活
【投資方針】:米国連続増配銘柄への長期投資
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

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