バフェット部-東大卒商社マンが理論株価を全力分析!

全ての株式投資家に通ずる永遠の問い、「なにをいつ買うか?」に徹底的に向き合うサイト!M&Aを手掛ける東大卒現役商社マン(証券アナリスト資格有)が理論株価を全力分析し、「割安価格」の正体を突き止める!

市場は今の株価を楽観視? 恐怖指数にみる投資家心理

恐怖指数


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

本日は恐怖指数と呼ばれるVIX指数に見る投資家心理を見ていきたいと思います。

目次
1. VIX指数(恐怖指数)とは
2. VIX指数の推移と現在の数値
3. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. VIX指数(恐怖指数)とは


VIX指数とは、米シカゴオプション取引所が作った「Volatility Index」の略称です。

S&P500を対象とするオプション取引の値動きをもとに算出され、
将来のボラティリティ(値動きの振れ幅の大きさ)の期待値を表しております。

例えば、将来相場が大きく下落すると予想する投資家が多ければ、プットオプション(期日迄にあらかじめ決められた権利行使価格で売却することができる権利。逆の買う権利はコールオプション)が多く買われるでしょう。
このようにプットオプションやコールオプションの残高から将来の値動きに対する投資家の心理を読み解くことができ、
それを指数化したのがVIX指数です。

VIX指数が大きいときは、多くの投資家が将来の株価のボラティリティが大きい=値動きが荒くなると思っている状況、
つまり投資家の警戒感が高い状況です。

逆にVIX指数が小さいときは、多くの投資家が将来の株価のボラティリティが小さい=値動きは安定するだろうと思っている状況、
つまり投資家が楽観的な時です。

通常時は10pから20pの間で動いておりますが、
株式市場の暴落時=パニック時はVIX指数が跳ね上がります。

こういったことからも、VIX指数は恐怖指数といわれております。

VIX指数が公表されるようになって以来、40を超えた時の世界情勢は以下の通りです。

1997年10月28日 アジア通貨危機…48.64
1998年10月8日 ロシアデフォルト(LTCM破綻)…49.53
2001年9月21日 アメリカ同時多発テロ…49.35
2002年7月24日 エンロン不正会計事件…48.46
2002年8月5日 ワールドコム破綻…45.21
2008年9月18日 リーマンショック…42.16
2008年10月24日 世界金融危機…89.53(史上最高値)
2010年5月21日 ギリシャを筆頭とするPIIGSの国債懸念…48.20
2011年8月9日 S&Pが米国債を格下げ…47.56
2011年10月4日 ギリシャ危機…46.88
2015年8月24日 チャイナショック…53.29


2. VIX指数の推移と現在の数値


直近10年間のVIX指数の推移は以下の通りです。
VIX推移
出典:CBOE

リーマンショック以降は比較的低水準で推移しております。
2015年8月に一瞬だけ跳ね上がっておりますがこれはチャイナショックですね。

そして注目は直近のVIX指数なのですが、なんと10以下で推移しており、
ここ10年間でみても最低水準(つまり投資家は現在の市場に楽観的)となっております。

ここまで、米国株は割高であると叫ばれている中、VIX指数によれば投資家の警戒感は全く高くなく、
むしろ現在の状況を楽観視しているとも言えます。

※現在の米国株の割高有無については以下記事ご参照。
果たして米国株は割高なのか?~NYダウの理論株価の観点から~

このようにVIX指数は、取引を行わないただの評論家ではなく、
本当に市場で取引を行っている投資家たちの心理が読み取れるのでとても有用な指標といえます。

但し、このように投資家が楽観的な時ほどビッグイベントがあった時にパニック状態(大暴落)になりやすいのも事実ですので、
理論株価やPERなどのバリュエーションをしっかりと見ておくことは非常に重要になります!


3. NYダウ銘柄理論株価一覧

(一覧表は随時アップデート中!最新版はこちら!)






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NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
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理論株価
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(2017/10/8)
割安度
割高度
連続増配
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/10/8)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 155.30 13%  高 5年 802,160 45,687 17.56
Microsoft (AAA) 36 76.00 111%  高 15年 585,371 21,204 27.61
Johnson & Johnson (AAA) 104 133.22 28%  高 54年 357,562 16,540 21.62
Exxon Mobil (AA+) 36 81.71 127%  高 34年 346,214 7,840 44.16
JP Morgan Chase (-) 79 96.92 23%  高 6年 341,058 24,733 13.79
Visa (A+) 33 106.73 223%  高 9年 244,066 5,991 40.74
Walmart (AA) 122 79.00 -35%  安 44年 235,989 13,643 17.30
P&G (AA-) 77 92.33 20%  高 61年 235,443 15,326 15.36
Chevron (AA-) (※1) 117.03
29年 221,772 -497 NA
Pfizer (AA) 36 36.05 0%  高 7年 214,402 7,215 29.72
GE (AA-) 16 24.39 52%  高 211,167 8,831 23.91
Verizon (BBB+) 56 48.81 -13%  安 12年 199,116 13,608 14.63
Home Depot (A) 68 165.85 144%  高 7年 195,507 7,957 24.57
Coca Cola (AA-) 33 45.49 38%  高 54年 194,029 6,527 29.73
United Health (A+) 136 198.06 46%  高 7年 191,496 7,017 27.29
Intel (A+) 35 39.63 13%  高 186,221 10,316 18.05
Merk (AA) 55 64.55 17%  高 6年 176,051 3,920 44.91
Cisco Systems (AA-) 42 33.75 -20%  安 6年 167,129 9,609 17.39
DowDuPont (-) (※2) 71.22 - - 166,368


Walt Disney (A) 51 100.07 96%  高 154,456 9,391 16.45
Boeing (A) 155 258.58 67%  高 6年 152,842 4,895 31.22
IBM (AA-) 213 146.48 -31%  安 21年 136,511 11,872 11.50
McDonald (BBB+) 74 159.60 116%  高 41年 129,275 4,687 27.58
3M (AA-) 107 216.52 102%  高 58年 129,212 5,050 25.59
Goldman Sachs (A+) 241 246.02 2%  高 6年 95,180 7,398 12.87
United Technologies (A-) 55 118.23 115%  高 23年 94,413 5,055 18.68
Nike (AA-) 34 52.42 54%  高 15年 86,042 4,240 20.29
American Express (BBB+) 73 91.55 25%  高 5年 80,928 5,408 14.96
Caterpillar (A) 49 126.93 159%  高 23年 75,012 -67 NA
Travelers (-) 192 125.07 -35%  安 12年 34,513 3,014 11.45
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,201.56 22,773.67 32%  高 - 6,439,505 286,410 22.48
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2017/10/08 11:44 ] 12.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)

バフェットからの手紙和訳~米国経済は奇跡だ~

こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

本日は、2016年のバフェットからの手紙に、米国経済の力強さに対するバフェットの自信
記されておりますので紹介させていただきたいと思います。

ちなみにですが、バフェットがバークシャーハサウェイの経営権を握った1965年から
2016年末までのリターンをS&P500(配当込)と比較した表が以下です。
(バークシャーハサウェイの2016年アニュアルレポート参照)

Berkshire vs SP500

底辺にへばりついているのがS&P500です。。

このグラフは1964年に1ドルをバークシャーとS&P500にそれぞれ投資した時の比較ですが、
2016年末時点では以下の通りとなります。

バークシャー:19726ドル
S&P500:127ドル


バークシャーに投資していれば、S&P500の155倍の利益が得られたことになります。

バフェットの異次元の天才っぷりがわかりますね。

そんなバフェットが、米国経済に対して今後も大いに期待できると語った2016年のバフェットからの手紙を一部要約してみましたので、
良かったら参考にしてみてください。(バフェットの手紙はかなり長文ですので該当部分のみ要約しております)

(一応りろんかぶおは米国駐在経験もあるので、和訳はそんなに間違っていないはずです!!)

目次
1. バークシャーからの手紙和訳~米国経済は奇跡だ!~
2. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. バークシャーからの手紙和訳~米国経済は奇跡だ!~


・バークシャーの利益を最大化させようとする我々の努力は、今後も米国経済の力強さに支えられるだろう。米国経済は一言でいえば「奇跡」だ! 米国は、人間の創意工夫、市場システム、才能溢れる野心的な移民、法のルールを組み合わせ、先祖代々にわたり豊かさをもたらしてきた。

・中でも、米国の豊かさを生み出してきたのは、資本・頭脳・労働力を巧みに導いてきた米国経済・市場システムである。また、このシステムは富の配分にも重要な役割を果たしてきた。

・初期の米国人は、それ以前の世紀を築いてきた人々よりも、賢くもなければハードワーカーでもなかった。しかし、先見の明があった先駆者たちは、人間の潜在力を解き放つシステムを作り出した。

・このような米国経済は、将来的に我々の子孫にも豊かな富をもたらすだろう。富の蓄積は時折短期間中断されることはあるかもしれないが、止まることはない。私は今まで言ってきた以下のことを将来にもわたって繰り返し言うことになるだろう。

「今日米国に生まれた子供たちは歴史上最も幸運な子供達だ」

・20世紀中、NYダウは66ドルから11,497ドルへと17,320%増加し、これは着実に増加した配当によるところが大きい。21世紀に入っても2016年迄に、72%上昇して19,763になった。

・米国ビジネスは、イノベーション、生産性の向上、起業家精神、豊富な資本により今後もはるかに価値があるものとなるだろう。

・市場のダイナミズムの副産物として、多くの企業が後退し、一部の企業は失敗するかもしれない。時には、市場の暴落をもたらすこともあるだろう。しかしこのようなことがいつ起きるかは誰にもわからないのだ。私やマンガーにさえも。

・そのような市場暴落期に、決して以下2つのことを忘れてはいけない。
① 市場の暴落は、優良企業を割安で購入できるチャンスをくれる、我々投資家の強い味方だ。
② 個人的な恐怖はあなたの敵だ。


高くて不必要な費用を避け、大規模で保守的な米国企業に長期投資する投資家であれば、ほぼ確実にうまくいくだろう。

・バークシャーの場合、その規模の大きさが魅力的なリターンを妨げることになるが、それでもバークシャーが保有する、強靭な財務基盤、株主重視の文化、良いビジネスを持つ企業達は、今後もまともな結果をもたらすはずです。


2. NYダウ銘柄理論株価一覧

(一覧表は随時アップデート中!最新版はこちら!)






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NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
※カッコ内はS&P格付
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理論株価
(ドル)
現在株価
(ドル)
(2017/10/5)
割安度
割高度
連続増配
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/10/5)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 153.48 11%  高 5年 794,464 45,687 17.39
Microsoft (AAA) 36 74.69 107%  高 15年 574,664 21,204 27.10
Johnson & Johnson (AAA) 104 132.89 28%  高 54年 352,194 16,540 21.29
Exxon Mobil (AA+) 36 81.79 127%  高 34年 345,875 7,840 44.12
JP Morgan Chase (-) 79 96.36 22%  高 6年 340,777 24,733 13.78
Visa (A+) 33 105.31 219%  高 9年 241,117 5,991 40.25
Walmart (AA) 122 79.09 -35%  安 44年 234,346 13,643 17.18
P&G (AA-) 77 92.42 20%  高 61年 234,015 15,326 15.27
Chevron (AA-) (※1) 117.58
29年 222,530 -497 NA
Pfizer (AA) 36 35.96 0%  安 7年 214,521 7,215 29.73
GE (AA-) 16 24.48 53%  高 212,726 8,831 24.09
Verizon (BBB+) 56 49.90 -11%  安 12年 201,360 13,608 14.80
Home Depot (A) 68 165.29 143%  高 7年 193,350 7,957 24.30
Coca Cola (AA-) 33 45.50 38%  高 54年 191,086 6,527 29.28
United Health (A+) 136 200.48 47%  高 7年 190,897 7,017 27.20
Intel (A+) 35 39.34 12%  高 183,449 10,316 17.78
Merk (AA) 55 64.60 17%  高 6年 176,051 3,920 44.91
Cisco Systems (AA-) 42 33.44 -20%  安 6年 167,129 9,609 17.39
DowDuPont (-) (※2) 70.45 - - 164,499


Walt Disney (A) 51 100.55 97%  高 154,132 9,391 16.41
Boeing (A) 155 255.76 65%  高 6年 151,311 4,895 30.91
IBM (AA-) 213 146.48 -31%  安 21年 136,678 11,872 11.51
McDonald (BBB+) 74 157.21 112%  高 41年 127,137 4,687 27.13
3M (AA-) 107 216.52 102%  高 58年 126,968 5,050 25.14
United Technologies (A-) 55 117.63 114%  高 23年 93,894 5,055 18.57
Goldman Sachs (A+) 241 240.31 0%  安 6年 93,102 7,398 12.58
Nike (AA-) 34 52.08 53%  高 15年 85,139 4,240 20.08
American Express (BBB+) 73 91.01 25%  高 5年 80,036 5,408 14.80
Caterpillar (A) 49 126.74 159%  高 23年 73,706 -67 NA
Travelers (-) 192 123.90 -35%  安 12年 34,030 3,014 11.29
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,200.04 22,661.64 32%  高 - 6,391,183 286,410 22.31
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2017/10/07 13:24 ] 8.バフェットの投資哲学に学ぶ | TB(-) | CM(0)

りろんかぶおプロフィール~自立したいという強い思い~

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こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

今回は、今更ですがりろんかぶおが米国株を始めた経緯と、このブログを始めた経緯について、
誰も知りたくないかもしれませんが(笑)、つらつらと書いていきたいと思います。

一番のきっかけは、「自立したい」という強い思いでした。

目次
1. とにかく自立したい
2. 米国株との出会い
3. ブログを始めた経緯
4. 最後に






1. とにかく自立したい


現在りろんかぶおはどこにでもいるようなサラリーマンをしております。

就職活動をしていた当時は、世界的な環境問題をビジネスの面から解決していきたいという思いで商社を志望し、
なんとか今の会社に内定を頂くができました。


ところが入社前に思い描いていたきらきらしたような会社生活は、
最初の3か月で打ち砕かれてしまいました。。

そこそこ歴史のある古い会社であればどこも一緒かもしれませんが、
若手の内は、チームの中でも一番下っ端ということもありひたすら雑務です。

社内報告業務、議事録作成、資料作成、面談設定、会議室手配に加え、
業務の外でも歓送迎会の幹事、忘年会の幹事等、とにかくめんどくさい仕事は全て下っ端に回ってきます。。


それでも、こういうことは誰もが通ってきた道で、こういった雑務を通して基本動作が身につくこともあるだろうし、
何よりもこういった雑務ばかり回ってくるのは自分に力がないためだと思って、一応責任感を持って仕事をしていたつもりです。


ただ数年してもやはり雑務ばかりでだんだん嫌気がさしてきてしまいました。。
また当時は、自分自身に、人生における明確な目標がないことでも悩んでおり、
悶々とした日々を送っていました。


そんな中ある先輩社員から、海外駐在になれば、社内報告業務等のつまらない業務から解放されて、
ビジネスの現場でもっと生産性のある仕事ができ、海外は自由で楽しいよーという話を聞き、
そこからは、とにかく早く海外駐在になりたいなーと思い始めたのです。

特に、自分は英語が全然できないので、修行の意味でも米国で英語を磨きたいと思い、
当時の上司にも米国駐在を希望し続けました。

そしてついに入社4年目の冬、
希望が通ったかどうかは不明ですが、米国駐在になることが決まったのです!
英語を徹底的に鍛えたいと思っていたので、これはほんとにうれしかったですね。

自分くらいの年代では、「研修員」という肩書で海外に派遣されるのですが、
米国に異動となる直前の送別会で隣の課の上司に

「研修員は家畜以下の扱いだから頑張れよ!」

といわれ、当時はその意味がよくわかっておりませんでした。


そして米国駐在して数か月経過し、ようやくその意味が分かりました。

東京の本店に勤務していた時の雑務量を超える雑務が待っていたのです。。
研修員は英語で「Trainee(トレイニ―)」ですが、研修員の間では自分たちを皮肉って「ドレイ(奴隷)ニ―」と呼ぶほどでした。

具体的には、

・東京からの出張者の面談同行、ドライバー(駐在したテキサス州は車社会だったので)
・出張者との懇親会を称した飲み会(週3~4で飲み会というのもざらです。。)
・東京本店への報告の嵐。面談があるたびに、一言一句漏らさない議事録の作成(意思決定者は東京本店なのでちょっとしたことでも全て本店に報告)
・家族イベントの幹事(海外ということで日本人同士の結束が強くやたらイベントが多いのですが幹事はいつも研修員です。。)

etc..

といった具合です。ほんとはもっとありますが書ききれません。。

そして一番悲しいことは、40歳を超えるマネージャークラスの人達も、
レベルは違えど、こういった雑務に忙殺される日々です。。

若手のうちだけならまだあきらめはつきますが、
唯一の希望であった海外の職場で、知識も経験もある中堅以上になっても、
こんな仕事をしなければいけないのかと思うと、将来に何も期待できなくなってしまいました。。


また、米国人たちと一緒の仕事をして、
日本社会がいかに無駄の多いシステムになっているのかも痛感しました。

・米国は頑張った分だけ、評価され、給料が上がるシステムがあり、社員一人一人がモチベートされる仕組みがあります(その代わり出来が悪いとすぐにクビ)。
一方日本では、いくら頑張っても給料は一緒、モチベーションとなるのは出世のみでしょうか。。
とは言え、若手の内は出世もあまり関係ない年代なので、達成感、自己満足、自己成長のために自らモチベーションを作り出す必要があり。優秀な人は、高いモチベーションを以て仕事に取り組めるかもしれませんが、みんながそうであるわけではないので、会社として社員をモチベートする仕組みは会社の競争力の高める上で必須と思います。

・米国企業では裁量が十分にいきわたっている為、自分の領域のことはある程度自分で決められるため、仕事が自分の中で完結しており、無駄な報告業務がありません。
一方日本では、課長クラスでさえ大した裁量がないため、意思決定をするもっと上の人に情報共有する必要があります。
上の人はカバーする案件数も多く、個別案件の細かいことは把握していないので、
毎回ものすごく細かい説明が要求され、無駄な報告が激増するのです。

自ら競争環境を作り出し非常に合理的で無駄がない米国に対し、
競争環境を嫌いみんな平等である分、非合理的で無駄を多く生むような仕組みになっている日本企業、
といった構図です。

こんな日本企業のシステムにとても危機感を覚えましたし、
このシステムが変わらない限り、絶対にグローバルでは海外の企業に勝てないと思いました。

但し、いろいろと不満が沸いてくる中で、
非合理的で無駄ばかりの環境で雑務ばかりして働き続けないといけないのは、
全て自分に力がないからだという思いに至ったのです。。

自分に力があれば、自分の満足できる職場環境がある企業に転職すればいいですし、
或いは会社を辞めて自分でビジネスを立ち上げてお金を稼げばいいのです。
そういったことができないから、自分はこういった不満を抱えながらも、
結局は何も状況を変えられないまま嫌なことでもやらざるを得ない環境にいるのではないかと。。

そういう思いから、自分の中で強烈に

「自立したい」

と思うようになりました。

一度きりの人生、自分で自分の人生をコントロールしたい、
本当に自分のやりたいことを、自分自身の手でやりたい、
死ぬまでに何か一つでもやり遂げたい、

そういうことのために自分の時間を使うためにも、
自立して、最低限の生活を送るためのお金を、誰かに雇ってもらって給料をもらうのではなく、
自分自身の手で、自分自身のやり方で稼ぎたい!

と思うようになったのです。


2.米国株との出会い


そういった中で、自立するためにお金を稼ぐ方法を色々考えましたが、
なかなかいいアイデアが思いつきません。。

そんなこんなして色々調べている時に出会ったのが米国株投資ブログです!

そこでは

・米国経済の力強さ
・米国株は今まで年率約10%の上昇を続けてきたこと
・米国企業には世界を代表するグローバル企業がたくさんあること
・そして何よりも超長期連続増配銘柄がたくさんあること

が書かれておりました。

大学生の頃からFXのデイトレードを始め、社会人になっても株を買ったりと経済・金融・資産運用にはもともと興味があったのですが、自分の中では株やFXでは安定的なお金を稼ぐのは難しいと思っていました。

ただ、米国の連続増配銘柄に投資すれば、安定的な配当収入が得られ、
しっかりとした企業に投資すれば長期的には元本割れのリスクも限定することができると考えました。
こういった安定収入を手に入れることができれば、自分の好きな経済・金融・資産運用の分野で自立することができると思ったのです!

こう考え始めたのが、ちょうど2015年夏のチャイナショックの時期でした。
チャイナショックで米国株も全体的に値下がりしており、超長期連続増配銘柄でも配当利回り4%台というのがざらにありましたので、
米国株投資を始めるのにはうってつけのタイミングでした!

そしていつしかこう思うようになったのです。

「1億円の資産を築いて、5%で運用し年収500万円(税引後400万円)で自立しよう!」

米国の連続増配銘柄であれば配当利回りもどんどん増えていきますし、
年率5%というのは可能だと思います。

そして今の目標は、頑張って働いて、そのお金を米国株に投資し、
とにかくまずは1億円ためることを目標にしております!


3.ブログを始めた経緯


米国株に投資していく中で感じていたのが、FXでデイトレードをやっていた経験があるからか、
どうもチャートや配当利回り、連続増配年数などの上っ面の数字ばかりを見て投資をしており、
肝心な財務分析やそもそもどういったビジネスを行っている会社なのかを調べるのがおろそかになっていました。

基本的には連続増配銘柄に投資して、永久的に持ち続けることを考えていたので、
そんな上っ面だけの投資ではなく、投資先のことをもっと徹底的に調べ上げないとだめだと感じておりました。


元々仕事でも、M&A業務をして企業価値算出手法も心得ておりましたし、
関係会社管理を通じて会計・財務にも比較的明るく、よく関係会社の財務分析もやっておりました。

ただ、自分の投資だけのために家でもくもくと財務分析をするのが、なかなか気が進まなかったのです。。
(↑ダメ投資家です。。)

そこで考えたのが、そういった財務分析をアウトプットする場を作れば、何となく調べるのではなく徹底的に調べるようになりますし、
その上、自分の財務分析を参考にしてくれる人がいれば、ほんのちょっとかもしれませんがそれは世の中の役に立つことにもなると思い、ブログを始めたのです。


せっかくブログをするなら多くの人に参考してもらえるようなブログにしたいと思っておりました。

但し、世の中には既にたくさんの米国株ブログが存在し、そのほとんどで個別銘柄の財務分析をしていたので、
どうやったら他のブログと差別化できるだろうかと考えました。

その結果、行きついたのが仕事で培ったDiscounted Cash Flow法を使った企業価値算出手法です。
Discounted Cash Flow法はM&Aの場で企業価値を算出する際に必ず使われる企業価値算出方法で、
最も本質的な企業価値を算出できるバリュエーション方法としても知られております。

(Discounted Cash Flow法の説明はこちら!)

現在の米国株ブログでは、個別銘柄の企業価値を算出し、理論株価を計算するところまでやっているブログは見当たらなかった(自分で見た限りですが。。)ので、これをやれば他のブログとの差別化になると考えたのです!

更に理論株価を計算するのは、結構めんどくさい作業なのですが、
株を割安価格で購入するためには最良の基準になるので、自分の投資にとっても非常に価値のあるものになります。

そういったことから、このブログでは米国株の理論株価を公開することを軸として、
少しでも多くの皆様に米国株の魅力を伝え、その米国株を割安で購入するための参考としていただくこと
を目的としました。


4.最後に


日本企業がもっともっと世界で強くなっていくためには、日本企業の今のシステムを変える必要があると思っております。
そのために一人一人ができることは、まず自立することだと思うのです。
自立すれば、いやな会社にしがみつく必要はなくなりますし、そういった人が増えていけば、
会社も優秀な社員をつなぎとめるために変わらざるを得なくなると思うのです。

悶々としている当時、米国株ブログに出会い自立の第一歩を歩み始めた自分自身と同じように、
このブログが皆さんの「自立」のために少しでもお役に立てるブログになればいいなと思っております。

今後も、勉強を重ね、質の高い情報を発信していくよう頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします!

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2017/10/06 13:44 ] 2.プロフィール | TB(-) | CM(1)

オイルカンパニーが最高のリターンを発揮する条件が整った?

オイルメジャー


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

長期投資家のバイブルとも言われるジェレミーシーゲルの「株式投資の未来」(書評はこちら)では、
1957年に組成されたS&P500の各銘柄に、1000ドル投資して、
2003年まで配当再投資を行った結果の各銘柄のパフォーマンスが記されております。

パフォーマンスが最もよかった銘柄は、
なんとたばこメーカーのフィリップモリスでした!!

たばこ業界といえば、米国でも昔から健康を害することで有名で、
訴訟が多くあまりイメージの良い業界ではありませんでした。

そういった状況下、パッとしない株価が続き、
結果的に割安に放置されてきました。

一方で、フィリップモリスは安定的に利益を稼ぐ会社で
稼いだ利益を配当を通して手厚く株主に還元する企業でもありました。

その結果、たっぷり得られた配当を原資に、割安株をたくさん買うことができたので、
株価上昇では他の銘柄に劣るものの、その間に保有株式数を驚異的に増やすことに成功し、
少ない株価上昇で多くの利益が得られる銘柄になったのです。

(こちら「投資家から見向きもされない銘柄が真のリターンを生み出す」もご参照!)

フィリップモリは2003年に社名をアルトリアグループに変更し、
アルトリアグループは2008年にタバコ事業国際部門をスピンオフし社名をフィリップモリスインターナショナルとする、
というややこしい経歴をたどるのですが、
このフィリップモリスインターナショナルの株価は直近10年間で2倍
アルトリアグループは3倍になるなど、
もはや割安に放置された銘柄とはいいがたくなっております。

ここで気になるのが、次なるフィリップモリス(最良のパフォーマンス銘柄)となりうる銘柄は何なのでしょうか?という疑問です。

りろんかぶおとしては、オイルカンパニー(ダウ銘柄でいえばエクソンモービルとシェブロン)こそ、
次なるフィリップモリスになりうるのではないかと考えております!

今回は、そう考える理由について見ていきましょう!

目次
1. 低迷する業界で下がる株価
2. 重要視する株主還元
3. まとめ
4. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. 低迷する業界で下がる株価


オイルカンパニーにとって最も重要な指標といえる、原油価格の推移を見ていきましょう。

WTI価格推移
出典:世界経済のネタ帳

2000年代後半からシェールオイル・ガスの供給が増え供給過剰の様相を呈してきた中、
2014年のOPECの減産見送りをきっかけとして、原油価格は半分以下に暴落しました。

スーパーメジャーと呼ばれる巨大石油会社群も、原油価格によって業績が大きく左右されるため、
その多くが巨額減損を計上し、大規模リストラを行いました。

そして最も深刻なのが、この低い原油価格の状況が今後も当分続きそうなのです。

IMFの原油価格予想を見てみましょう。

Untitled spreadsheet










2018年 2019年 2020年 2021年 2022年

原油価格 $48.6/bbl $50.3/bbl $51.8/bbl $53.3/bbl $54.8/bbl

※原油価格はBrent、ドバイ、WTIの平均







原油価格は少しずつ上がっていくものの、先5年間でみても$60/bblを超えることはありません。

ここまで原油価格低迷が長引くのはシェールオイル・ガスの損益分岐点が関係しております。

シェールオイル・ガスの損益分岐点は$50/bbl~$60/bbl程迄下がってきているといわれており、
原油価格が$60/bblに近づくと、止まっていたシェールの生産が、次々と再開され再び供給が増え原油価格の下落圧力が強まるのです。

こういったことから、原油の供給過剰状態は長期にわたるとの見方が大勢です。

また昨今、再生可能エネルギーが急激に盛り上がってきており、
CO2排出削減という世界的な流れの中で、化石燃料は今後下火となることは間違いないでしょう。

こういった、マーケット環境を織り込んで、オイルカンパニーの株価もパッとしません。
NYダウ平均株価、エクソンモービル、シェブロンの5年前の株価を基準とした時のパフォーマンス比較見てみましょう。

スーパーメジャー株価推移
出典:MSNマネー

エクソンモービルとシェブロンは、NYダウ構成銘柄の中でも完全にお荷物銘柄となってしまっております。。


2.重要視する株主還元


こういった状況下でも、スーパーメジャーは元々持っている強力な財務基盤に加え、
コスト削減努力によりキャッシュを稼ぐ力を強めております。

エクソンモービル、シェブロンの連続増配年数及び配当利回りは以下の通りです。

Untitled spreadsheet


連続増配
(2016年迄)
配当利回り
(2017年10月5日時点)


Exxon Mobil 34年 3.85%

Chevron 29年 3.68%







両社共に株主還元重視の政策は変更しておらず、
2015/2016年の最悪期でも連続増配を続けており、
株価下落を受け配当利回りも魅力を増しております。

こういった姿勢からも、今後も配当を出し続けてくれることが大いに期待できます。

一方で、今の株価が割安か否かという点においては疑問が残ります。

理論株価とPERが記載されている4. NYダウ銘柄理論株価一覧をご覧ください。

例えばエクソンモービルの理論株価対比の現在株価は以前127%も割高であり、
PERも44倍台(平均は17倍程度)となっていることから、バリュエーションで見る限り、未だ株価は割高水準であるといえます。

次なるフィリップモリスになるためには更に株価を下げる必要があると思われます。


3. まとめ


・石油ガス業界では、原油価格が長期で低迷するとの見方が大勢で、かつ、CO2削減という世界的な流れの中再生可能エネルギーが爆発的に普及し始めており、石油ガス業界は下火。それに伴い、エクソンモービル・シェブロンの株価も低迷中。

・一方、厳しい状況下でも、底堅いキャッシュ創出力を見せており、株主還元を重視する姿勢を崩さず、エクソンモービルもシェブロンも連続増配継続中。株価低迷も相まって配当利回りはかなり魅力的な水準に。

・上記2点の状況は、1957年~2003年でS&P500銘柄の中で最高のパフォーマンスを発揮したフィリップモリスと類似しており、エクソンモービルやシェブロンなどのオイルカンパニーへの配当再投資戦略が今後大きなパフォーマンスを発揮する可能性あり!

・ただし、株価は未だに割高水準にあると考えられ、次なるフィリップモリスになるためには更に株価を下げる必要があると思われる。


4. NYダウ銘柄理論株価一覧

(一覧表は随時アップデート中!最新版はこちら!)






Untitled spreadsheet
NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
※カッコ内はS&P格付
※企業名クリックで
財務分析が見れます
理論株価
(ドル)
現在株価
(ドル)
(2017/10/5)
割安度
割高度
連続増配
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/10/5)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 153.48 11%  高 5年 794,464 45,687 17.39
Microsoft (AAA) 36 74.69 107%  高 15年 574,664 21,204 27.10
Johnson & Johnson (AAA) 104 132.89 28%  高 54年 352,194 16,540 21.29
Exxon Mobil (AA+) 36 81.79 127%  高 34年 345,875 7,840 44.12
JP Morgan Chase (-) 79 96.36 22%  高 6年 340,777 24,733 13.78
Visa (A+) 33 105.31 219%  高 9年 241,117 5,991 40.25
Walmart (AA) 122 79.09 -35%  安 44年 234,346 13,643 17.18
P&G (AA-) 77 92.42 20%  高 61年 234,015 15,326 15.27
Chevron (AA-) (※1) 117.58
29年 222,530 -497 NA
Pfizer (AA) 36 35.96 0%  安 7年 214,521 7,215 29.73
GE (AA-) 16 24.48 53%  高 212,726 8,831 24.09
Verizon (BBB+) 56 49.90 -11%  安 12年 201,360 13,608 14.80
Home Depot (A) 68 165.29 143%  高 7年 193,350 7,957 24.30
Coca Cola (AA-) 33 45.50 38%  高 54年 191,086 6,527 29.28
United Health (A+) 136 200.48 47%  高 7年 190,897 7,017 27.20
Intel (A+) 35 39.34 12%  高 183,449 10,316 17.78
Merk (AA) 55 64.60 17%  高 6年 176,051 3,920 44.91
Cisco Systems (AA-) 42 33.44 -20%  安 6年 167,129 9,609 17.39
DowDuPont (-) (※2) 70.45 - - 164,499


Walt Disney (A) 51 100.55 97%  高 154,132 9,391 16.41
Boeing (A) 155 255.76 65%  高 6年 151,311 4,895 30.91
IBM (AA-) 213 146.48 -31%  安 21年 136,678 11,872 11.51
McDonald (BBB+) 74 157.21 112%  高 41年 127,137 4,687 27.13
3M (AA-) 107 216.52 102%  高 58年 126,968 5,050 25.14
United Technologies (A-) 55 117.63 114%  高 23年 93,894 5,055 18.57
Goldman Sachs (A+) 241 240.31 0%  安 6年 93,102 7,398 12.58
Nike (AA-) 34 52.08 53%  高 15年 85,139 4,240 20.08
American Express (BBB+) 73 91.01 25%  高 5年 80,036 5,408 14.80
Caterpillar (A) 49 126.74 159%  高 23年 73,706 -67 NA
Travelers (-) 192 123.90 -35%  安 12年 34,030 3,014 11.29
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,200.04 22,661.64 32%  高 - 6,391,183 286,410 22.31
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2017/10/05 14:08 ] 12.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)

配当 vs 自社株買!本質的なリターンの差は税金というのは間違い!

配当 vs 自社株買い


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

今回は、企業の株主還元である「配当」と「自社株買」のどちらが投資家にとってお得なのかを見ていきたいと思います。

通常、「配当には毎回税金がかかるが自社株買いには税金がかからないので、自社株買いの方がお得」、
というようなことが言われておりますが、実は本質的なリターンの差は税金ではないということが以下を読んでいただければわかると思います。

(ちなみに自社株買いによる株価上昇に関しても、その利益を確定した時点で配当と同じ税率がかかるので、自社株買いによる利益に税金がかからないというのは間違った考え方です。)

目次
1. 背景
2. 配当 vs 自社株買の分析
3. 配当再投資 vs 自社株買の分析
4. まとめ
5. NYダウ銘柄理論株価一覧






1.背景


皆さんもご存じの通り、企業の株主還元には「配当」と「自社株買い」の二つがありますよね。


配当は株を保有していれば、四半期ごと或いは半期ごとに保有株式数に応じて受け取れるお金です。
これには受け取るたびに毎回税金がかかり、日本では一律20.315%(所得税+復興特別所得税15.315%、住民税5%)。


自社株買いは、企業が自身の発行株式を買い取って、発行株式数を減らすというものです。

時価総額=株価×発行株式数という式が成り立つので、時価総額が一定のまま、発行株式数だけが減ると、
理論的には株価がその分上昇することになります。
よって投資家は、配当のように直接的にお金を受け取ることはできないのですが、株価上昇ということで恩恵を受けることができます。
ちなみに株の売却益にも税金がかかりますが、これも日本では一律20.315%(所得税+復興特別所得税15.315%、住民税5%)です。

冒頭でも述べましたが、一般的に、配当には毎回税金がかかるが自社株買いには税金がかからないので自社株買いの方がお得、というようなことが言われておりますが、上述のように自社株買いによる株価上昇に対しても、利益確定した時点で配当と同じ税率が課せられるので、税金の差はないはずですよね?

今日は、ここのところを分析していきたいと思います。


2.配当 vs 自社株買の分析


ここでは以下の例を考えていきたいと思います。

企業Aの初年度前提
時価総額:$10,000(一定)
発行株式数:1,000株
株価:$10/株 (時価総額$10,000÷発行株式数1,000=$10/株)
株主還元総額:$500/年

りろんかぶおが、企業Aを1株を$10で購入して10年後に売却するケースを考えてみましょう。
まずは受け取った配当は再投資しないベースで考えていきます。

① 税率20%での配当 vs 自社株買

Untitled spreadsheet
















税率 20.00%



























1.配当ケース(配当再投資なし)


























配当総額/年 $500 1株当り配当=$500÷1000株=$0.5





















企業A状況 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Total

時価総額 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000 $10,000


発行株式数 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000 1000


株価(時価総額÷発行株式数) $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00 $10.00

















りろんかぶお投資活動 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Total

株式購入 -$10.00









-$10.00

保有株数 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00


株式売却









$10.00 $10.00
















りろんかぶお利益 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Total

①配当
$0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $0.50 $5.00

②売却益









$0.00


③税金((①+②)×税率20%)
-$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$0.10 -$1.00

利益(①+②+③) $0.00 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $0.40 $4.00



























リターン 40.00%

2. 自社株買いケース




























自社株買/年 $500



























企業A状況 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Total

時価総額 $10,000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000 10000


発行株式数(当初株式数1000-自社株買株式数) 1000 1000 950 903 857 815 774 735 698 663 630


株価(時価総額÷株式数) $10.00 $10.00 $10.53 $11.08 $11.66 $12.28 $12.92 $13.60 $14.32 $15.07 $15.87


自社株買株式数($500÷株価)
50 48 45 43 41 39 37 35 33 32 401
















りろんかぶお投資活動 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Total

株式購入 -$10.00









-$10.00

保有株数 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00 1.00


株式売却









$16.70 $16.70
















りろんかぶお利益 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Total

①配当
$0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00


②売却益









$6.70 $6.70

③税金((①+②)×税率20%)
$0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 -$1.34 -$1.34

利益(①+②+③) $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $0.00 $5.36 $5.36



























リターン 53.60%
















結論だけ見ると以下です。

配当リターン:40%
自社株買リターン:53.6%


配当リターンは自社株買リターン対比で25.4%悪いという結果になりました。

ここで一般的には、配当リターンが自社株買いリターンよりも悪いのは
配当に毎回税金がかかってしまっている為といわれております。

では、本当にこれは税金のせいなのでしょうか?
これを確かめるために、税率が0%のケースを考えてみましょう。

② 税率0%での配当 vs 自社株買

①と同じようなシミュレーションを行った結果は以下。

配当リターン:50.0%
自社株買リターン:67.0%


配当リターンは自社株買リターン対比で25.4%悪い(①と全く同じ)という結果になりました。

ここで一つ興味深いのは、「25.4%悪い」という数字が全く同じ数字であることです。
ここから分かることは、配当リターンが自社株買リターンよりも悪いのは、税金とは全く別の理由があるということです!

では、原因は何なのでしょうか?

上述の計算シートを分析すると以下のような考察が得られます。

まず前提として、企業Aは発行株式が1,000株ありますが、
例えば1000人が1人1株ずつ持っているとしましょう。

企業Aは毎年株主還元を$500行っております。

配当の場合、この$500を1000人全員で分けて1人$0.5受け取ることができます

一方自社株買いの場合はどうでしょう?

1株当り$10ですから、企業Aは$500を使って50人から株を買い上げます。
すると発行株式数が減少するのでその分株価が上がるのですが株価上昇を計算すると、

時価総額$10,000÷発行株式数950=$10.53

となります。
つまり、投資家は最初に$10で買って、その株が$10.53に上がったので、
1人$0.53の利益を享受できることになります!

配当の場合は1人$0.5、自社株買いの場合は1人$0.53。

税金とは関係なく既に、自社株買いの方が有利ですね。

なぜでしょう?

これは配当の場合、株主還元総額を1,000人で分け合っているのに対し、
自社株買いの場合は自社株買いが行われた後に残った950人の投資家で分け合っているからです。

実際に$500÷950人=$0.53となり、上述した株価上昇と全く同じ数字になります。

上記のことからもわかる通り、自社株買いが配当よりも有利なのは、
利益を享受する人数が変わっているからなんですね。これが本質です。

次に、配当再投資のケースを考えていきましょう!


3. 配当再投資 vs 自社株買の分析


では、税率0%で配当を再投資した場合のリターンはどうなるでしょうか?

結果
配当再投資:62.9%
自社株買:67.0%


配当再投資のリターンは自社株買いケースよりも6.2%悪いのですが、
再投資しないケースでは25.4%も悪かったので、それよりかははるかにリターンが改善しております。

では、税率がある場合の配当再投資 vs 自社株買いはどうなるでしょうか?
Untitled spreadsheet








税率 0.0% 20.0% 50.0% 80.0%

①配当再投資リターン 62.9% 48.9% 28.0% 10.5%

②自社株買リターン 67.0% 53.6% 33.5% 13.4%

①÷② 93.9% 91.2% 83.6% 78.4%









一番下の行を見ていただければわかると思いますが、税率が高くなるほど、
自社株買いリターンに対する配当再投資リターンは悪化しておりますね。
これは明らかに税率の差によるものといえます。

配当再投資の場合、配当としてもらう時に税金がかかり、それを再投資して得た利益にも税金がかかり、
その再投資の利益にも税金がかかり・・・というのを繰り返すことになるので、
再投資するための原資に何重にも税金がかかってしまうので、リターンが悪化してしまいます。。

一方で配当を再投資しないケースに比べれば、ましになっていることも確かです。

最後に配当再投資 vs 自社株買いで、企業Aの時価総額が自身の成長やインフレなどで
一定の比率で上昇していくケースについてみてみましょう。

Untitled spreadsheet








株価上昇率(年率) 0.0% 5.0% 10.0% 100.0%

①配当再投資 48.0% 114.6% 1548.2% 170399.8%

②自社株買い 53.6% 122.9% 1596.5% 172224.7%

①÷② 89.6% 93.2% 97.0% 98.9%








※税率は一律20%






これも一番下の行を見ていただければわかる通り、
株価上昇率が高いほど自社株買い対比の配当再投資リターンは改善していきます。

配当再投資の場合、保有株数がどんどん増えていっているので、
企業の時価総額の増加に由来する株価上昇のメリットは自社株買いよりも配当再投資の方が勝っているといえます。

但し、年率100%のケースを見てもわかる通り、どんなに株価が上昇しても
配当再投資のリターンが自社株買いのリターンを超えることはないことがわかります。


4. まとめ


配当 vs 自社株買いの議論でいえば、

・税率には関係なく、利益を享受できる人数が減っている自社株買いの方が投資家にとっては配当よりも有利。

・受け取った配当を再投資することで自社株買いとのリターンの差を一部埋めることができるが、そこで障害となるのが税金。

・どんなに株価が上昇したとしても、配当再投資リターンは自社株買いリターンにかなわないということになります。


5. NYダウ銘柄理論株価一覧

(一覧表は随時アップデート中!最新版はこちら!)






Untitled spreadsheet
NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
※カッコ内はS&P格付
※企業名クリックで
財務分析が見れます
理論株価
(ドル)
現在株価
(ドル)
(2017/9/30)
割安度
割高度
連続増配
(2016年迄)
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/9/30)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 154.12 12%  高 5年 796,065 45,687 17.42
Microsoft (AAA) 36 74.49 107%  高 15年 575,101 21,204 27.12
Johnson & Johnson (AAA) 104 130.01 25%  高 54年 348,947 16,540 21.10
Exxon Mobil (AA+) 36 81.98 128%  高 34年 347,358 7,840 44.31
JP Morgan Chase (-) 79 95.51 21%  高 6年 336,096 24,733 13.59
Visa (A+) 33 105.24 219%  高 9年 240,659 5,991 40.17
Walmart (AA) 122 78.14 -36%  安 44年 233,420 13,643 17.11
P&G (AA-) 77 90.98 18%  高 61年 232,000 15,326 15.14
Chevron (AA-) (※1) 117.50
29年 222,663 -497 NA
Pfizer (AA) 36 35.70 -1%  安 7年 212,320 7,215 29.43
GE (AA-) 16 24.18 51%  高 209,349 8,831 23.71
Verizon (BBB+) 56 49.49 -12%  安 12年 201,890 13,608 14.84
Home Depot (A) 68 163.56 141%  高 7年 192,807 7,957 24.23
Coca Cola (AA-) 33 45.01 36%  高 54年 191,981 6,527 29.41
United Health (A+) 136 195.85 44%  高 7年 189,360 7,017 26.99
Intel (A+) 35 38.08 9%  高 179,319 10,316 17.38
Merk (AA) 55 64.03 16%  高 6年 174,632 3,920 44.55
Cisco Systems (AA-) 42 33.63 -20%  安 6年 168,152 9,609 17.50
DowDuPont (-) (※2) 69.23 - - 161,719


Walt Disney (A) 51 98.57 93%  高 152,141 9,391 16.20
Boeing (A) 155 254.21 64%  高 6年 150,259 4,895 30.70
IBM (AA-) 213 145.08 -32%  安 21年 135,206 11,872 11.39
McDonald (BBB+) 74 156.68 112%  高 41年 126,910 4,687 27.08
3M (AA-) 107 209.90 96%  高 58年 125,261 5,050 24.80
United Technologies (A-) 55 116.08 111%  高 23年 92,696 5,055 18.34
Goldman Sachs (A+) 241 237.19 -2%  安 6年 91,763 7,398 12.40
Nike (AA-) 34 51.85 53%  高 15年 85,106 4,240 20.07
American Express (BBB+) 73 90.46 24%  高 5年 79,965 5,408 14.79
Caterpillar (A) 49 124.71 155%  高 23年 73,700 -67 NA
Travelers (-) 192 122.52 -36%  安 12年 33,809 3,014 11.22
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,191.09 22,405.09 30%  高 - 6,360,654 286,410 22.21
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2017/10/03 13:45 ] 11.投資の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)

【マイクロソフト】 IT業界の覇者の理論株価は?(2017年)

rogo-MSFT.png


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

このブログではあらゆる企業の財務分析及び理論株価を広く共有し、
「どの銘柄を、いつ買えばいいのか?」の判断材料の一つとしていただくことを目的としております!

今回の銘柄は、時価総額世界3位、もはや世界中で知らない人はいないであろう

マイクロソフト

です!

マイクロソフトといえば、皆さん一度はWindows、Microsoft Officeを使ったことはあるはずです。
創業者のビルゲイツも有名ですよね。

ちなみにバフェットとビルゲイツは大の仲良しのようで、
ビルゲイツがバークシャーハサウェイの株主総会に訪れたこともあります。

マイクロソフトの設立以来の株価推移は以下の通り(MSNマネー抜粋)。
kabuka-2017-MSFT.png

なんとマイクロソフトは2000年のITバブル時代につけた58ドルという高値を
長年更新できず、最近やっと最高値を更新した企業であります。

通常、投資家の期待が非常に高い銘柄は、その高い期待を上回っていかないと株価は上昇しません
マイクロソフトは期待過剰で買われた銘柄の典型といえるかもしれません。

今回も以下の順でマイクロソフト株を分析していきます。

目次
1. 財務分析
2. 理論株価
3. 結論
4. NYダウ銘柄理論株価一覧





詳細

1.財務分析
(1)売上高・純利益推移


uriage-2017-MSFT.png

2017年の売上は前年対比で$4,600mil
純利益は$4,400mil伸びておりますね!

純利益の伸びは、
・本業のビジネスの伸びが$2,000mil程、
・保有株式売却益による特別要因が$1,000mil程、
・税金に関して前年の損金算入漏れを今期に計上したことによる減税効果が$1,000mil程
という内訳になっております。

次に営業利益構成比率を見てみましょう。
uriagekousei-2017-MSFT.png

WindowsはパソコンのOSの世界シェアがなんと9割以上あり、ほぼ独占状態。
競合他社としてはアップルがいますが、今後Windowsの牙城を崩せる企業は出てこないかもしれないです。

それほど、マイクロソフトは世界に普及しており、
世界中の人がWindowsやOfficeの使い方に完全に慣れてしまっているので、
乗り換えもあまり起こらないと思われます。

りろんかぶおは大学時代、キャンパスのパソコンがなぜか全てMacだったのですが、
やはりこれまでずっとWindowsを使ってきたので結局最後まで使い方が慣れず、
結局仕事・プライベートでは今でもWindowsをずっと使っております。

今後パソコンが途上国にもどんどん普及していくと考えると、
マイクロソフトの伸びしろはまだまだありそうですし、
こういった独占状態の企業では今後も安定して収益を上げていくと考えていいと思います。

おそるべしビルゲイツ!

ちなみに以下は地域別売上高比率です。
uriagearea-2017-MSFT.png

さすが超グローバル企業だけあって、売上の半分を海外で稼いでおります。


(2)配当金・自社株買い推移

haito-2017-MSFT.png
haitoseiko-2017-MSFT.png

配当利回りは、2017年10月1日現在で

2.26%!(いまいち。)

配当利回りはそれほど高くないのですが、
マイクロソフトは自社株買いを大量にしている企業です。

配当と自社株買いによる株主還元を合わせるとなんと直近3年間は純利益対比100%超えです。
つまり2017年度に稼いだお金以上を株主に還元しているということです!!

ちなみに配当+自社株買い利回りはなんと4.0%!!

このように株主還元としては、配当だけでなく自社株買いもしっかりと見ていく必要があります。

また、マイクロソフトは15年連続増配銘柄でもあり、
こういった点からも株主還元に熱心な企業であることがわかります。


2.理論株価


それでは、お待ちかねの理論株価です!

理論株価の計算には、
M&Aのファイナンシャルアドバイザーなどがメインで使用するDiscounted Cash Flow(DCF法)を使います。

マイクロソフトの過去3年のフリーキャッシュフローの平均が、
今後も永久に続くと仮定した場合、
DCF法による理論株価は、










なんと

36ドルとなります!!(2017年10月1日現在74.49ドル)

※DCF法の概要説明はこちら!

これが適正株価だとすると、
現在の株価は107%割高ということになります。。


3.結論


・マイクロソフトのWindowsはパソコンOSの世界シェアがなんと9割以上ありほぼ独占状態。

・2017年は売上89,950百万ドル、純利益21,204百万ドル。

・配当利回りは2.26%(2017年10月1日現在)、15年連続増配、配当性向57%。自社株買いも含めると純利益以上を株主に還元している企業。

・理論株価は36ドル(2017年10月1日現在74.49ドル)で107%割高。。

とても強固なビジネスを持っているので
割安感が出てきたら買いたい銘柄ではありますね♪


4. NYダウ銘柄理論株価一覧

(一覧表は随時アップデート中!最新版はこちら!)






Untitled spreadsheet
NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
※カッコ内はS&P格付
※企業名クリックで
財務分析が見れます
理論株価
(ドル)
現在株価
(ドル)
(2017/9/30)
割安度
割高度
連続増配
(2016年迄)
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/9/30)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 154.12 12%  高 5年 796,065 45,687 17.42
Microsoft (AAA) 36 74.49 107%  高 15年 575,101 21,204 27.12
Johnson & Johnson (AAA) 104 130.01 25%  高 54年 348,947 16,540 21.10
Exxon Mobil (AA+) 36 81.98 128%  高 34年 347,358 7,840 44.31
JP Morgan Chase (-) 79 95.51 21%  高 6年 336,096 24,733 13.59
Visa (A+) 33 105.24 219%  高 9年 240,659 5,991 40.17
Walmart (AA) 122 78.14 -36%  安 44年 233,420 13,643 17.11
P&G (AA-) 78 90.98 17%  高 60年 232,000 10,508 22.08
Chevron (AA-) (※1) 117.50
29年 222,663 -497 NA
Pfizer (AA) 36 35.70 -1%  安 7年 212,320 7,215 29.43
GE (AA-) 16 24.18 51%  高 209,349 8,831 23.71
Verizon (BBB+) 56 49.49 -12%  安 12年 201,890 13,608 14.84
Home Depot (A) 68 163.56 141%  高 7年 192,807 7,957 24.23
Coca Cola (AA-) 33 45.01 36%  高 54年 191,981 6,527 29.41
United Health (A+) 136 195.85 44%  高 7年 189,360 7,017 26.99
Intel (A+) 35 38.08 9%  高 179,319 10,316 17.38
Merk (AA) 55 64.03 16%  高 6年 174,632 3,920 44.55
Cisco Systems (AA-) 42 33.63 -20%  安 6年 168,152 9,609 17.50
DowDuPont (-) (※2) 69.23 - - 161,719


Walt Disney (A) 51 98.57 93%  高 152,141 9,391 16.20
Boeing (A) 155 254.21 64%  高 6年 150,259 4,895 30.70
IBM (AA-) 213 145.08 -32%  安 21年 135,206 11,872 11.39
McDonald (BBB+) 74 156.68 112%  高 41年 126,910 4,687 27.08
3M (AA-) 107 209.90 96%  高 58年 125,261 5,050 24.80
United Technologies (A-) 55 116.08 111%  高 23年 92,696 5,055 18.34
Goldman Sachs (A+) 241 237.19 -2%  安 6年 91,763 7,398 12.40
Nike (AA-) 34 51.85 53%  高 15年 85,106 4,240 20.07
American Express (BBB+) 73 90.46 24%  高 5年 79,965 5,408 14.79
Caterpillar (A) 49 124.71 155%  高 23年 73,700 -67 NA
Travelers (-) 192 122.52 -36%  安 12年 33,809 3,014 11.22
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,197.97 22,405.09 30%  高 - 6,360,654 281,592 22.59
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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[ 2017/10/01 11:46 ] 5.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:総合商社(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:1億円を貯めて配当生活
【投資方針】:米国連続増配銘柄への長期投資
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

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株式投資本の王道






















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